栗山監督のホンネは…山田哲人vs牧秀悟 侍J二塁手レギュラー争いを制するのはどちらだ
侍ジャパン宮崎合宿の第1クール最終日の19日のことだ。二塁を争う山田哲人(30=ヤクルト)、牧秀悟(24=DeNA)の2人が特守に励んだ。
山田は牧に対し、併殺プレー時の送球について助言を送る一幕も。同日のシートノックでは牧が一塁に入る場面もあったが、栗山監督は本番でどっちを二塁のレギュラーにするのか。
昨季の成績だけを比較すれば、山田の打率.243、23本塁打、65打点、10盗塁、3失策に対して、牧は打率.291、24本塁打、87打点、3盗塁、13失策。打撃面なら牧に軍配が上がるが、守備、走塁面は山田が上ということになる。
栗山監督は今後予定されているソフトバンクなどとの壮行、強化試合を経て、「正二塁手」を決定するが、さる球界OBは「ホンネでは山田を積極的に使いたいはずです」と、こう続ける。
「『三顧の礼』とまではいいませんが、栗山監督は再三に渡って山田を口説いたそうです。山田は昨季の不振もあって、自分が代表入りするに値するのかどうか、逡巡していたと聞きました。それでも栗山監督はどうしても山田が欲しかった。前回17年大会で活躍するなど侍Jの常連であり、代表野手内では山川(31=西武)に次ぐ年長者。ヤクルトでは3度のリーグ優勝を達成するなど、経験豊富で大舞台に強い山田にチームを引っ張ってもらいたいのです」