著者のコラム一覧
友成那智スポーツライター

 1956年青森県生まれ。上智大卒。集英社入社後、今はなきPLAYBOY日本版のスポーツ担当として、日本で活躍する元大リーガーらと交流、米国での現地取材も頻繁に行いアメリカ野球やスポーツビジネスへの造詣を深める。集英社退社後は、各媒体に大リーグ関連の記事を寄稿。04年から毎年執筆している「完全メジャーリーグ選手名鑑」は日本人大リーガーにも愛読者が多い。

ヤ軍救援右腕が暴露したWソックスのブルペン事件簿 サボリ、居眠り、ケンカ、黒い交際が横行

公開日: 更新日:

 ヤンキースのリリーフ右腕ミドルトンが8月1日まで在籍した古巣・ホワイトソックスのブルペンで目にした呆れた実態を暴露し話題になっている。

■ルーキーが居眠り

 ミドルトンはエンゼルス、マリナーズ、ダイヤモンドバックスと渡り歩いたジャーニーマンで、どの球団のブルペンにも厳格な規律があるものと思い込んでいた。しかし、今年入団したホワイトソックスにはそれがなかったという。特に驚いたのは、集合時間に遅刻する者や守備練習をサボる者が後を絶たないことと、メジャーに上がったばかりのルーキーが試合中、ブルペンで居眠りしているのに周りは知らんふりしていることだった。ここまでホ軍ブルペンの規律が低下したのは、昨年まで在任したラルーサ監督が77歳の高齢であったためチーム内に目が行き届かなくなったことにあるようだ。

■ブルペンで大ゲンカ

 規律が緩いチームのブルペンでは、クローザーとして人気者になった投手が増長してコーチやブルペンリーダー格の投手と対立し大ゲンカをやらかすことも。2008年にフランシスコ・ロドリゲスはエンゼルスで62セーブのシーズン記録を樹立後、FAとなって翌年メッツに移籍した。メッツでは増長に歯止めがかからなくなり、5月の試合中にニーマン・ブルペンコーチに反抗して激しい口論になった。その様子がテレビカメラに映し出されたため、メディアの批判にさらされたが、傍若無人な態度が見られなくなったのは3カ月後の8月になってからだ。反省しておとなしくなったのではない。内縁の妻だった女性の父親に暴力を振るって警察に逮捕され、刑事被告人になったためマウンドに立つことができなくなったのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  2. 2

    中日1位・高橋宏斗 白米敷き詰めた2リットルタッパー弁当

  3. 3

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  4. 4

    八村塁が突然の監督&バスケ協会批判「爆弾発言」の真意…ホーバスHCとは以前から不仲説も

  5. 5

    眞子さん渡米から4年目で小室圭さんと“電撃里帰り”濃厚? 弟・悠仁さまの成年式出席で懸念されること

  1. 6

    悠仁さま「学校選抜型推薦」合格発表は早ければ12月に…本命は東大か筑波大か、それとも?

  2. 7

    【独占告白】火野正平さんと不倫同棲6年 元祖バラドル小鹿みきさんが振り返る「11股伝説と女ったらしの極意」

  3. 8

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  4. 9

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  5. 10

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議