107年ぶり慶応か夏連覇の仙台育英か 注目の甲子園決勝戦「花形君vsアパッチ野球軍」は言いえて妙
なるほど、同高野球部が受験生(中学生)向けに作っている「Q&Aサイト」の内容は“花形君”だ。例えば、年間スケジュールをみると、「8月:夏季北海道遠征合宿」「12月:納会、冬季ウェイト合宿<静岡県>」「3月:春季合宿 <高知県>、春の遠征試合 <その年によってかわります>」とあり、部費については「年間80,000円を徴収していますが、夏・春の合宿、遠征などではそれぞれ別に費用がかかります」とある。
公立、私立の部費はせいぜい年間4万~5万円だから、それと比べるとやや割高。さらに北海道や静岡、高知、遠征試合ともなれば、それだけ宿泊、交通費はかさむだろう。同校は他の強豪校のように専用の合宿所がないものの、「Q&A」では「現在、地方に住んでいるのですが」という問いに対し、「心配はいりません。先輩にも地方出身者はたくさんいます。合宿所はありませんが、民間の学生寮に受け入れていただいています」ともある。
「民間の学生寮」ともなれば、専用の合宿所よりも賃料、食費などが高くなるのではないか。中学生球児の保護者が中小企業のサラリーマンであれば、どんなに子供が進学したいと言っても二の足を踏むだろう。やはり、資力が不可欠だ。