11.7までエンゼルスに独占交渉権も…大谷翔平がFA市場に出るこれだけのメリット

公開日: 更新日:

「大谷の獲得に動くのは資金が潤沢な球団に限られるとみられ、条件をつり上げるのは不可能ではないからです。仮にエ軍の独占交渉期間内の条件が最高額だったとしても一度、保留して再度、交渉することも可能です。大谷本人はポストシーズン進出の可能性が高いチームに移籍したいはずで、オファーがあった各球団の監督、チーム方針、補強の状況などを見定めたうえで球団を選択しても遅くはない。代理人も金額だけでなく、起用法など各球団のオファーを入念に吟味するでしょう」

■ライバルのジャッジは200億円上積み

 昨オフはヤンキースのアーロン・ジャッジが大型契約を勝ち取った。昨季、ア・リーグのシーズン最多本塁打記録を更新(62本)した長距離砲は「(本拠地の)ニューヨークが気に入っている」とヤ軍残留をほのめかしながら、FAに。ジャイアンツ、メッツの金満球団による三つ巴の争奪戦となり、最終的に9年約497億円でヤ軍と合意した。ジャッジは昨季開幕前にヤ軍から提示された7年約300億円を蹴っているだけに、200億円近くの上積みに成功したことになる。

「大谷獲得を今オフの最優先事項としている球団は早期決着を狙って、下手な駆け引きはせず、いきなり史上最高額規模の条件を提示する可能性はあります。12月上旬に合意したジャッジ同様、大型契約が年内にまとまるのではないか」とは前出の友成氏だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    スタンフォード大・麟太郎のメジャースカウト評価は課題山積…ド軍指揮官からも耳の痛いアドバイス

  2. 2

    大谷が2026年WBCを辞退する可能性…二刀流継続へ「右肘3度目手術」は絶対避けたい深刻事情

  3. 3

    W杯8強へ森保J「5人の重要人物」 頭痛の種は主将・遠藤航の後継者…所属先でベンチ外危機

  4. 4

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  5. 5

    悠仁さまは学習院ではなぜダメだった?大学進学で疲弊する宮内庁職員「もうやめたい」と悲鳴

  1. 6

    阪神岡田監督の焦りを盟友・掛布雅之氏がズバリ指摘…状態上がらぬ佐藤輝、大山、ゲラを呼び戻し

  2. 7

    巨人「助っ人野手の獲得下手」汚名返上できた納得の理由…今年はなぜ2人とも“当たり”?

  3. 8

    大阪府の8割の小売店でコメ品切れ発生だが…吉村知事「備蓄米放出しろ」が腑に落ちないワケ

  4. 9

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 10

    巨人・坂本勇人は《潔くユニホーム脱ぐべき》低迷でも“1年延命”で現役続行か