山川穂高加入でソフトバンクは守備位置シャッフル避けられず…ワリを食うのは誰だ?
山川穂高(32)の加入で一部ファンからの反発を招いているソフトバンク。しかし、逆風はなかなか止みそうにない。
FAでの獲得に伴う人的補償などの問題もさることながら、山川を取ったことによって誰かがスタメンから弾き出されるからだ。それが人気の高い選手となれば、なおさらファンの怒りが増幅しかねない。
本塁打王3回、打点王を1回獲得した山川は当然、スタメン出場が前提。問題は守備位置だ。
西武時代は主に一塁と指名打者(DH)を担った。ソフトバンクの一塁は、小久保監督からの評価が高いベテランの打撃職人、中村晃(34)が守ることが多い。DHは今オフ、巨人から守備に難があるウォーカー(32)をトレードで獲得。今季は故障歴の多い柳田悠岐(35)と近藤健介(30)が守備の負担を減らすためにDH起用されることもあり、こちらも丸々空いているわけではない。
そうなると玉突きコンバートが行われる可能性もある。仮に山川が一塁を守る場合、中村が右翼に回り、DHの場合はウォーカーが左翼を守るケースも出てくるだろう。そうなると、柳田と近藤のどちらかが負担の大きい中堅となるかもしれない。