ア・リーグ中地区 どんぐりの背比べから抜け出すのは前田健太のタイガース

公開日: 更新日:

ア・リーグ中地区

 大リーグに詳しいスポーツライター・友成那智氏がレギュラーシーズンの行方を占う。

  ◇  ◇  ◇

 昨年から同地区同士の対戦が大幅に減ったため、予算的な制約の大きい球団が多い中地区は、東地区、西地区の強豪相手に劣勢に立たされ、昨季前半終了時点で5球団すべてが負け越すという異常事態になった。

 後半に入ってツインズが先発投手陣の踏ん張りで勝ち基調に転じて最終的に87勝75敗で地区優勝した。その先発陣から後半戦好調だった前田健太と、サイ・ヤング賞の最終候補になったエース格のS・グレイが抜け、攻守の要だったポランコもトレードされた。オフの間にその穴を十分埋めることができなかったので、今季のツインズは戦力がやや低下しており、良くても80勝止まりか。

 それに代わって、首位争いを繰り広げるのはタイガースとガーディアンズだろう。両球団とも、先発陣に若い逸材が台頭しているのが最大の強みだ。とくにガーディアンズは顕著で、ローテ5投手のうち50%以上の確率で防御率3点台をマークしそうな投手がビーバー、バイビー、マッケンジー、アレンと4人いる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動