竹田麗央は未勝利選手に「油揚げ」さらわれるわけにはいかんでしょ!米ツアー挑戦権懸け大一番
【TOTOジャパンクラシック】第2日
初日は大会コースレコードに並ぶ63で飛び出したプロ7年目の脇元華(27)がスコアを4つ伸ばし、通算13アンダーで首位をキープ。優勝すれば米ツアー出場権が得られるので「チャンレンジしたい」という。
プロ7年目まで未勝利の選手に「油揚げをさらわれる」わけにはいかないのが、今季公式戦2勝を含む7勝の竹田麗央(21・写真)だろう。竹田は来季、米ツアーに挑戦するため12月の最終予選会を受ける。この試合に勝てば、5日間90ホールの厳しい戦いを経ずに同ツアーのメンバーになれる。この日は13番パー5の第2打、ピンまで247ヤードをスプーン(3W)で手前12メートルに乗せて1パットのイーグルを奪うなど65と爆発。3アンダー15位から通算10アンダー4位まで浮上。3打差の脇元を追って逆転優勝を狙う。
その竹田には3日目の雨がプラスに働きそうだ。
今大会の脇元はショットは安定しているものの、ドライバーの平均飛距離は233.76ヤード(68位)。174センチの長身だが飛距離が出るタイプではない。一方の竹田は262.12ヤード(4位)。ツアー屈指の飛ばし屋だ。