日本ハム野村佑希「新4番」の成否はメンタル次第…新庄監督の「開幕15試合で判断」には強気だが
野村は、2023年も開幕4番で迎えたものの、結果を残せなかった。今年は2度目のチャンスとなるわけだが、阪神で4番を打った経験のある八木コーチが続ける。
「4番で結果を出そう、今回はチャンスを掴もうとか、あまり思わなくていいと思う。試合に出て、精一杯やるんだ、ということでいいのではないか。野村は間をしっかり取れて、フトコロの大きな打撃が持ち味。強い当たり、遠くへ飛ばす当たり、そういったものが出てくれば。練習試合、オープン戦であっても安心材料として必要。現時点では実戦を含めて、良い形でスタートを切れている。オープン戦が終わるまで、ずっとこの形を続けていくことが目標です」
野村は昨季までの6年間、調子の波が激しく、ひとたび打撃不振に陥るとなかなか抜け出せなかった。故障にも何度も泣かされた。チーム内では「ケガせず、メンタルさえ強くなれば、レギュラーとして定着できる」との声が少なくない。
野村は新庄監督が設けた「開幕15試合」の時間制限に、「思ったよりも試合数をくれる」と強気の発言をしたうえ、実戦でも結果を残している。この調子でタフなメンタルが身に着けば、本当に4番に定着するかもしれない。