「主食を抜けば糖尿病は良くなる!」江部康二著

公開日: 更新日:

 2005年の発行から19刷を記録するロングセラーの改訂版。糖質制限食の基礎から、最新の情報までが網羅されている。

 糖尿病食事療法といえばカロリー制限が基本だが、味気なく満腹感も得られないことから続けるのが困難だった。しかし糖質制限食の場合、砂糖をはじめ糖質となる炭水化物さえ我慢すれば、肉も卵も脂質もほとんど制限はない。蒸留酒なら飲酒もOKで、血糖値が安定し、ダイエットにも絶大な効果がある点も注目されている。

 2013年、米国糖尿病学会は糖質制限食を公式の治療食のひとつとして認定した。巻末には、著者の病院で提供されている糖質制限食の1週間の献立も紹介。改めて糖質制限食の仕組みを知りたい人におすすめだ。
(東洋経済新報社 1400円)

【連載】気になる新刊

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元グラドルだけじゃない!国民民主党・玉木雄一郎代表の政治生命を握る「もう一人の女」

  2. 2

    深田恭子「浮気破局」の深層…自らマリー・アントワネット生まれ変わり説も唱える“お姫様”気質

  3. 3

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  4. 4

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  5. 5

    東原亜希は「離婚しません」と堂々発言…佐々木希、仲間由紀恵ら“サレ妻”が不倫夫を捨てなかったワケ

  1. 6

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    “令和の米騒動”は収束も…専門家が断言「コメを安く買える時代」が終わったワケ

  4. 9

    長澤まさみ&綾瀬はるか"共演NG説"を根底から覆す三谷幸喜監督の証言 2人をつないだ「ハンバーガー」

  5. 10

    東原亜希は"再構築"アピールも…井上康生の冴えぬ顔に心配される「夫婦関係」