「『おひとり』を不安0で生き抜く女子貯金」横山光昭氏
ひと昔前は、男女ともに「結婚することが前提」だったが、今は独身で将来を見据える時代である。
「シングルである程度、自由だからこそ油断し、浪費の誘惑に負け、貯金できない女性が多いです。特に実家暮らしのおひとりさまほど貯金できない。とはいえ、今さら細かい節約なんて実践できませんよね? 私自身もできません(笑い)。誰にも頼らず、ひとりで生き抜くための具体的な提案をまとめたのがこの本です」
著者自身も若い頃に浪費癖があったという。
「お金があれば使っちゃうタイプです。無計画なキャッシングで100万円以上の借金を抱えたことも。お金で苦しんだからこそ、私と同じタイプの人にお金で泣かないよう提案したいと思って。今はさすがにコントロールできていますよ。クレジットカードなど浪費できてしまうツールは持たないようにしましたから」
浪費癖のある人のことを、愛を込めて「お金の問題児」と呼んでいるそう。
「お金の問題児の中には、甘くて緩い親という問題点も隠れています。娘がカードのリボ払いで数百万円の借金をつくったとき、ほとんどの親が借金を肩代わりするんですよ。弱いというか、だらしない! 借金の任意整理の費用くらいは出しても、借金自体は払うべきじゃない。子供を突き放すことも愛だと私は思うんです」