読んで納得「異常気象本」お薦め5冊

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「知識ゼロからの異常気象入門」 斉田季実治著

 このところ天気がおかしいのは感じているけど、難しいことを言われたってさっぱり分からんという人にオススメなのがこの本。気象予報士ならではの懇切丁寧な解説とユーモアたっぷりのイラストで、私たちの生活に大きく関わる天気に今何が起きているのか、今後どうなると予想されているのかが簡潔に分かるようになっている。

 例えば、大火山が噴火すると人は噴石や火砕流の影響を心配するが、実は気象にも大きな影響を与えることがわかっている。成層圏まで巻き上げられた噴煙が、雨に洗い流されずに長期間漂ってしまうため太陽光を遮り、地球に日傘がかかった状態になって気温が低下するのだ。

 ほかにも、最近よく聞く爆弾低気圧などの気象用語や、土砂災害や河川の氾濫、都市型水害などの身近で起きる可能性がある災害による天候の変化に対しての対策法も解説。

 天気予報を役立てて身を守る方法がよく分かる。(幻冬舎 1300円+税)

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