「耳は悩んでいる」小島博己編
「耳は悩んでいる」小島博己編
耳は、いち早く危険を知らせてくれたり、平衡感覚を保ってくれたりするなど、休みなく働き私たちを守ってくれている。また、言葉や音楽を聞き取り、大切な記憶となるよう脳に届けるなど、人生を彩るための欠かせない感覚器のひとつである。ゆえに、耳の不調は、命にかかわらずとも、生活の質を著しく低下させてしまう。
本書は、かゆい・痛い・つまる・こもる・ひびく・耳鳴りなどの症状や疾患をはじめ、構造や働きなど、さまざまな角度から耳の専門医らが解説してくれる健康テキスト。
耳にはさまざまな症状が現れるが、逆流性食道炎や脳梗塞など、耳の症状から別の病気が見つかることもあるという。
さらに、認知症との関係、そして耳の各病気の治し方や予防までを紹介する。
健康的な人生を送るための知識が満載。
(岩波書店 1056円)