「大往生の作法」木村知著
「大往生の作法」木村知著
迫る老化とその先にやってくる死と向き合い、自分らしく生き寿命を全うするために、どのように備えていくかを教えてくれる健康テキスト。
健康寿命を延ばして苦痛なく穏やかな生活を営むためには、老化という身体変化で生活に支障が出てきたときに早めに手を打つことが大切。80歳を無病息災で迎えた人でも、その後の過ごし方で将来が大きく変わるという。
まず気をつけなければならないのは転倒による骨折と誤嚥(ごえん)性肺炎。これらを生じないよう身体機能を維持する方法にはじまり、服用している薬やメタボにならないための食事療法の見直しなど。さらに認知症をめぐる問題や、サービス・施設の選び方やかかりつけ医の活用法までを紹介する。
当事者、介護する側の視点から詳述。
(KADOKAWA 1012円)