ドラマ女王へ…堀北真希が「ポスト米倉」争いで一歩リードか
一連の動きからサバイバルが続く若手女優のなかで堀北は一歩抜け出そうとしているように思える。今年「大河」に主演の井上真央は清純派のイメージが強く、役柄は限定される女優。長澤まさみはいまだに役が安定せず、さまよっているように見える。昨年秋、主演ドラマがゴールデンタイムに格上げになった途端、こけた沢尻エリカは次の展開が難しくなった。「あまちゃん」で人気になった能年玲奈は最近、なぜかバラエティーにまで進出。方向性が理解しにくい。
その点、堀北は脇目もふらず女優一筋。段階を踏むように女優としてのカラーも変えている。米倉の魅力だった「クール美女」の要素を堀北も持ち合わせているのも強みだろう。
(ジャーナリスト・二田一比古)