公演ドタキャン 北朝鮮「モランボン楽団」美女たちの正体
北朝鮮の金正恩第1書記が“国家的事業”としてプロデュースする「モランボン楽団」が初の海外公演をドタキャンして騒ぎになっている。
今月12日から3日間の予定で、北京の中国国家大劇院でコンサートを開くはずだったが、当日になって全員帰国してしまったのだ。北朝鮮が望んでいた習近平が欠席を決めたことや、海外メディアが金正恩の元愛人とされるメンバーについて報道したことなどがドタキャンの理由として飛び交っているが、それ以前に気になるのがモランボン楽団の正体だ。ご覧の通り、美女が約20人くらい揃っている。
「金第1書記の肝いりで創設されたグループです。メンバーはいずれも芸術大学出身のエリートで、ロックも歌うしバイオリンも弾きます。父・金正日時代からある“喜び組”とは役割が違い、純粋な芸術家集団と位置づけられています。しかし、何といっても目を引くのがそのルックスです。K-POPのアイドルグループ『少女時代』に影響されているといわれ、2012年7月に平壌で行われたデビュー公演では、ボディーラインがわかるドレスとミニスカート姿、高さ10センチ以上のハイヒールを履いて登場しました」(デイリーNK東京支局長の高英起氏)
楽団長でボーカリストの玄松月氏は、かつて金正恩の恋人と噂されたことがある。今回、その話を海外メディアに蒸し返されたワケだが、いくら金正恩でもそんなことくらいで怒るのだろうか。
謎だらけの美女楽団は伝説になりつつある。