森進一の熱狂的ファンが起こした「婚約不履行騒動」の顛末
典型的な例が写真。ツーショットで顔を寄せ合う。キス写真まで出回った。なかにはホテルの一室を思わせるものまであった。当時の写真はピンボケも多く、判断が難しいものもあったが、どんなに本人と思われても、「違う」と言われれば、よく似た別人ということになる。それ以上、追及する証拠がなければボツ。それでも「~らしき人」で掲載する実話誌などもあり、かっこうの井戸端会議ネタになった。
ガセかホンモノかの判断も対応する記者の手腕でもある。1981年、週刊文春が報じた保険金殺人「ロス疑惑」は一本のタレコミを「本物かもしれない」との判断から始まったものだった。