柴咲コウ移住でスローライフ満喫も…会社経営不振で正念場
20年4月には、資本金を8500万円に減資している。減資には株主資本の払い戻し、欠損金の補填による経営の立て直し、節税のいずれの役割があるが、事業継続を模索していることがわかる。だが、現在のアパレルやセレクトショップ事業を立て直すだけでは経営状況の改善は難しいようだ。
■芸能活動を本格化させるか
「今のSDGs(持続可能な開発目標)の流れに沿った事業を展開していますが、アパレルなどでサステナビリティーを追求すると、生産や流通などさまざまな点が障壁になり、事業としては採算が合いづらいのです。環境に配慮をしている商品は多少高くても、"イミ消費"として一定層に支持されています。
柴咲さんのブランド力を生かすなどプロモーションの面で改善の余地がありそうですが、親会社も経営状況がよくないので、新たに借り入れをするか、資本調達をするか、シナジーが生まれる事業を有する他の企業に買収されるなどが模索されると思います」(市場関係者)
17年から開設しているレトロワグラースのツイッターはフォロワーが1835人、YouTubeの「レトロワグラースch.」のチャンネル登録者数は24.5万人(21日現在)と、少し物足りないところだろう。