重大な足のトラブルにも 「ウオノメ」を甘くみてはいけない

公開日: 更新日:

 ウオノメそのものが、何らかの病気によって生じているケースは少ない。しかし、原因をハッキリさせなければ、深刻な足のトラブルを招く危険があるという。

「加齢とともに、関節の可動域が狭くなって歩き方が変わったり、足や足の指が変形するなどしてウオノメができる場合もあります。また、ウオノメをかばって歩くことで、ひざや股関節に痛みが出たり、悪化するケースも少なくありません。歩行が困難になる変形性膝関節症につながる人もいるので、軽視してはいけません」

 年をとってから、急にウオノメができた……なんて人は、かかりつけ医に相談して原因を特定し、対処した方がいい。

■下肢切断に至るケースも

 とりわけ、糖尿病や閉塞性動脈硬化症がある人は要注意だ。

「糖尿病や神経障害がある患者さんは、神経にダメージを受けているため、痛みを感じにくくなっています。ウオノメにさらに圧力がかかることで皮膚が損傷し、潰瘍ができるケースもあります。そこに細菌の感染が加わると、蜂窩織炎や骨髄炎を起こす場合もある。また、血流障害がある患者さんは足の末端まで血液が行き届かないため、壊疽を引き起こすリスクが非常に高くなります。それらが重篤化することによって、最悪の場合は下肢切断に至る場合もあります」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広末涼子容疑者は看護師に暴行で逮捕…心理学者・富田隆氏が分析する「奇行」のウラ

  2. 2

    広末涼子容疑者「きもちくしてくれて」不倫騒動から2年弱の逮捕劇…前夫が懸念していた“心が壊れるとき”

  3. 3

    中居正広氏《ジャニーと似てる》白髪姿で再注目!50代が20代に性加害で結婚匂わせのおぞましさ

  4. 4

    広末涼子は免許証不所持で事故?→看護師暴行で芸能活動自粛…そのときW不倫騒動の鳥羽周作氏は

  5. 5

    佐藤健は9年越しの“不倫示談”バラされトバッチリ…広末涼子所属事務所の完全否定から一転

  1. 6

    【い】井上忠夫(いのうえ・ただお)

  2. 7

    広末涼子“密着番組”を放送したフジテレビの間の悪さ…《怖いものなし》の制作姿勢に厳しい声 

  3. 8

    中居正広氏は元フジテレビ女性アナへの“性暴力”で引退…元TOKIO山口達也氏「何もしないなら帰れ」との違い

  4. 9

    大阪万博は開幕直前でも課題山積なのに危機感ゼロ!「赤字は心配ない」豪語に漂う超楽観主義

  5. 10

    カブス鈴木誠也「夏の強さ」を育んだ『巨人の星』さながら実父の仰天スパルタ野球教育