元衆院議員 与謝野馨さん(76) 下咽頭がん ㊦

公開日: 更新日:

 それから、がんと付き合うにはがん患者であることに“夢中”にならないことが必要だと思います。私は食事も変えず、仕事も減らさずにきました。

 今は引退して時間もできたので、趣味の宇宙論の勉強会の楽しみも増えました。実は70歳までヘビースモーカーで。もうこの年になると吸っても吸わなくてもそう変わらない。それより一服して心を落ち着ける方がいいですよ。お世話になっている先生方には申し訳ないけど、たばこはやめられないですね。

▽よさの・かおる 1938年東京都生まれ。中曽根康弘氏の秘書を経て76年衆議院議員に初当選。元経済財政担当大臣。12年、下咽頭がん再発による声帯切除で、気管食道シャント法で声を再建した。

【連載】独白 愉快な“病人”たち

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志氏はパチプロ時代の正義感どこへ…兵庫県知事選を巡る公選法違反疑惑で“キワモノ”扱い

  2. 2

    タラレバ吉高の髪型人気で…“永野ヘア女子”急増の珍現象

  3. 3

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 4

    中山美穂さんの死を悼む声続々…ワインをこよなく愛し培われた“酒人脈” 隣席パーティーに“飛び入り参加”も

  5. 5

    《#兵庫県恥ずかしい》斎藤元彦知事を巡り地方議員らが出しゃばり…本人不在の"暴走"に県民うんざり

  1. 6

    シーズン中“2度目の現役ドラフト”実施に現実味…トライアウトは形骸化し今年限りで廃止案

  2. 7

    兵庫県・斎藤元彦知事を待つ12.25百条委…「パー券押し売り」疑惑と「情報漏洩」問題でいよいよ窮地に

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    大量にスタッフ辞め…長渕剛「10万人富士山ライブ」の後始末

  5. 10

    立花孝志氏の立件あるか?兵庫県知事選での斎藤元彦氏応援は「公選法違反の恐れアリ」と総務相答弁