見える世界がすべてV字に…俳優の渡辺隆二郎さん脳梗塞を語る

公開日: 更新日:

渡辺隆二郎さん(俳優/56歳)=脳梗塞ほか

脳梗塞」は昨年初冬、主演映画の話が決まった時のことでした。

 朝起きたらなんだか視界がはっきりしなくて、目をこすりながら立ち上がったら世界が“V字”になっていたんです!

 平らであるはずの床がV字状に持ち上がって見えるという非常事態に、「これはまずいぞ」と思いました。しばらくすれば治るかと思ったら、その気配がないので近所の病院へ行くことにしました。でも、そこへ行くまでが大変でした。

 頭では床が平らであることはわかっているんです。でも見える世界ではすべてがV字なので、壁を頼らずには歩けません。特に階段を下りる時は怖くて、両手で壁を押さえながら恐る恐るでした。

 さらに、外に出れば人とすれ違うじゃないですか。距離感が掴めず、ぶつかってしまいそうなので、立ち止まって通り過ぎるのを待ち、誰もいないのを確認して歩き出す……その繰り返しでした。

 そんな思いをしてたどり着いた病院で脳の検査を受けたところ、「メニエール病じゃないか」と言われ、その薬を処方されたんです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  2. 2

    清原果耶ついにスランプ脱出なるか? 坂口健太郎と“TBS火10”で再タッグ、「おかえりモネ」以来の共演に期待

  3. 3

    だから桑田真澄さんは伝説的な存在だった。PL学園の野球部員は授業中に寝るはずなのに…

  4. 4

    PL学園で僕が直面した壮絶すぎる「鉄の掟」…部屋では常に正座で笑顔も禁止、身も心も休まらず

  5. 5

    「ニュース7」畠山衣美アナに既婚者"略奪不倫"報道…NHKはなぜ不倫スキャンダルが多いのか

  1. 6

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 7

    フジ火9「人事の人見」は大ブーメラン?地上波単独初主演Travis Japan松田元太の“黒歴史”になる恐れ

  3. 8

    ドジャース大谷 今季中の投手復帰は「幻」の気配…ブルペン調整が遅々として進まない本当の理由

  4. 9

    打撃絶不調・坂本勇人を「魚雷バット」が救う? 恩師の巨人元打撃コーチが重症度、治療法を指摘

  5. 10

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した