「どんどんウォーク」 “つま先アップ”で歩行速度を改善
歩くことが健康維持につながるとわかってはいても、年々歩くのがおっくうになる。そんなとき、「はくだけでどんどん歩ける」という靴下を見つけた。「広島大学大学院との共同開発」の説明があり、説得力が増した。
一見するとギャザーが多くダボダボした印象だが、はいてみると確かに違いがわかる。足の甲の部分が伸びにくく、自然とつま先が上がる構造になっているのだ。軽く布が吊れている感じで落ち着かないが、この“つま先アップ”が歩幅を約8%、歩行速度は約16%上昇させるという。姿勢も改善されるとの解説もある。
しかし、実際に外を歩いてみた感覚としては、大きな変化は感じられなかった。フラットな革靴ではこの靴下の良さを殺してしまうようだ。つま先アップの効果を狙うなら、靴そのものをつま先上がりのものにした方がよさそうだ。
普段からつま先が下がりがちな高齢者にとっては、家の中のわずかな段差のつまずき防止にはなるかもしれない。
★★(3つが満点)