デスクワーク中心で肥満ならアジやホウレンソウをとる
具体的にどんな食事がいいのか。田中氏に2パターンの人をモデルに食事メニューを考えてもらった。
まずは「朝食を抜くなど欠食があり、肉類、乳製品を好まない人」のケース。大抵は低栄養で筋肉量が少なく、基礎代謝も低い傾向にある。
「エネルギー量も必須アミノ酸量も高い食事が必要。ウナギ(必須アミノ酸1000ミリグラム以上)、サバ、牛ロース、豚ロース(同7000~9999ミリグラム)をできるだけ取りましょう」(田中氏)
朝食メニューにすると例えばこんな具合だ。
豆腐とわかめ入り味噌汁、玄米(白米と玄米ブレンドでもよい)、季節の果物、ホウレンソウのごまあえ、焼きサバなど。
「脂身の多い肉や魚が大好きで、早食い。お腹いっぱいになるまで食べてしまうのに、仕事はデスクワークが中心の肥満の人」ではどうか。
「必須アミノ酸は高いがエネルギー量は低い食事がおすすめです。豚ヒレ肉、鶏ムネ肉、鮭、鶏ササミ、アジなどを積極的に取ることです」(田中氏)
朝食メニュー例としては、豆腐とわかめ入り味噌汁、玄米(白米と玄米のブレンドでもよい)、季節の果物にプラスして、ホウレンソウのおひたしや、骨があって早食い防止になるアジの開きを加えるといいという。