【変形性膝関節症】年明けの手術をついに決断

公開日: 更新日:

 東京・清瀬市に住む専業主婦、高橋咲子さん(仮名、65歳)の下駄箱には、数本の杖が用意されている。雨傘の数よりも多い。

 20年前に「変形性膝関節症」と診断されて以来、加齢に伴って症状が次第に悪化。数年前から歩行に杖を利用するようになった。

 近所のホームセンターで求めた杖は1本2000円前後。大腿骨(膝より上の骨)が内側に倒れて足がO形に変形し、杖なしでは歩行が困難になったためだ。

 数年前、家族旅行に行ったのが最後で、もうほとんど遠出をする元気がない。

 それでも年に3回ほど、親しい学生時代の友人に会うため、最寄りの駅から乗り換えなしの地下鉄で横浜まで足を運ぶ。

「同じ年齢なのに、友達は待ち合わせ場所に小走りで来ます。私は杖を片手にのろのろと歩きながら近づく……。恥ずかしくて、みっともない……」(高橋さん)

 この20年間、思いつく限りの保存療法はすべてやった。治療のため通院した病院も数え切れない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動