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中川恵一東大大学病院 医学系研究科総合放射線腫瘍学講座特任教授

1960年生まれ。東大大学病院 医学系研究科総合放射線腫瘍学講座特任教授。すべてのがんの診断と治療に精通するエキスパート。がん対策推進協議会委員も務めるほか、子供向けのがん教育にも力を入れる。「がんのひみつ」「切らずに治すがん治療」など著書多数。

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 それでもよくならないケースには、スーパーマイクロサージャリ―と呼ばれる形成外科手術などの治療を行います。“渋滞”しているリンパ管を近くの静脈につなげてバイパスを作るのです。

 リンパ液の通り道のリンパ管は0・3ミリで、静脈は0・8ミリ。それらをつなぎ合わせる針は20分の1ミリ、糸はその半分です。ミクロの世界の手術なので、スーパーマイクロサージャリ―と呼ばれます。

 リンパ浮腫はつらい術後後遺症ですが、対処法はありますから、乗り越えることができるのです。

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