北川裕二さん 1000人に1人確率で起こる薬の副作用で肺炎に
僕は甘いものが大好きで、一時期ドリンク剤にハマっていました。そんな話をすると、ファンの皆さんからも差し入れをいただき、毎日3本飲んでいたんです。そんな糖分が多すぎる生活を改め、今度、病院へ薬を減らす相談に行く予定です。
薬の副作用は、「病院にさえ行けば、なんとかしてくれる」という他力本願な考え方を変えるきっかけになりました。セカンドオピニオンや転院も視野に入れて受診することもアリなんだ、と。
薬の相性は自分で伝えるしかないですし、医療の“実験台”にされてはたまったもんじゃない。自分の身は自分で守らなければいけない時代なんですね。健康でいるために、自立した患者であることが大切なんだとしみじみ思っています。
(聞き手・岩渕景子)
▽きたがわ・ゆうじ 1953年、福島県生まれ。29歳の時に「新スター誕生」でグランドチャンピオンを受賞したのを機に、農家の跡取りから演歌歌手に。現在「泣いて大阪」をリリース。キングレコード所属の男性演歌歌手ユニット「ザ・キングボーイズ」としても活動中。