平均で約15年の追跡調査の結果、健康的食事パターンと西洋食パターンでは、最も摂取量の少ないグループに比べて、最も摂取量の多いグループで、死亡のリスクがそれぞれ18%と9%、統計学的にも有意に減少しました。一方、伝統的な日本食では明確なリスク低下を認めませんでした。
もちろん、伝統的な日本食が体に悪いわけではありません。西洋食であっても健康面に悪い影響を与えるわけではないということが示されています。ごくわずかですが、死亡のリスク低下まで示されており、「食の欧米化」は必ずしも不健康をもたらすものではないと言えるかもしれません。