【日焼け】アロエやキュウリは効果なし…さらなる悪化も

公開日: 更新日:

 6~7月は、1年で最も紫外線が強くなる。対策せずにゴルフやレジャーなどで長時間屋外にいると、“うっかり日焼け”を引き起こす。しかし、同じ環境下でも皮膚の反応には個人差がある。「池袋西口ふくろう皮膚科クリニック」(東京)の藤本智子院長が言う。

「紫外線に対する反応性の違いで、大きく3つのスキンタイプに分けられます。タイプⅠは『日焼け直後にすぐ赤くなり、数日後はあとに残らないか、うっすら色がつく』。タイプⅡは『普通に赤くなり、数日後は褐色調になる』。タイプⅢは『あまり赤くならず、数日後は急激に黒くなる』。注意してもらいたいのは、タイプⅠとⅡの人です」

 日本人の割合では、タイプⅠ(白い肌)が20%弱、タイプⅡが60~70%といわれている。皮膚の赤みや腫れ、ヒリヒリした痛みは24時間ほどでピークに達し、ひどいと水膨れもできる。紫外線によって“やけど”した状態だ。屋外から帰宅したら、どのような応急処置をするといいのか。

「とにかく、まず冷やすことです。顔や腕などほてりのある部分を氷マクラ、保冷剤、氷のうなどを使って十分に冷やしてください。よく民間療法でアロエやキュウリを薄く切って、皮膚に張る人がいますが、やってはいけません。効果がないだけでなく、かえって悪化させてしまう可能性があります」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    「かなり時代錯誤な」と発言したフジ渡辺和洋アナに「どの口が!」の声 コンパニオンと職場で“ゲス不倫”の過去

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    「よしもと中堅芸人」がオンカジ書類送検で大量離脱…“一番もったいない”と関係者が嘆く芸人は?

  1. 6

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 7

    入場まで2時間待ち!大阪万博テストランを視察した地元市議が惨状訴える…協会はメディア取材認めず

  3. 8

    米国で国産米が5キロ3000円で売られているナゾ…備蓄米放出後も店頭在庫は枯渇状態なのに

  4. 9

    うつ病で参議員を3カ月で辞職…水道橋博士さんが語るノンビリ銭湯生活と政治への関心

  5. 10

    巨人本拠地3連敗の裏に「頭脳流出」…投手陣が不安視していた開幕前からの懸念が現実に