がん手術を通算8回 黒沢年雄は「もうお葬式も済ませた」

公開日: 更新日:

 結果として、僕は若い頃の夢を全部手に入れてしまったから、今はもう欲がありません。あえて言うなら、今ある仕事を大事にしたい。それだけです。莫大な借金もとっくに完済しましたからね。

 それに何より、もうお葬式も済ませているんです。昨年、比叡山の阿弥陀堂で「生前逆修永代供養」というのをやりました。人に迷惑を掛けるのが嫌いだから……。死んでも通夜も葬式もしないし、偲ぶ会なんてやったら化けて出てやりますよ(笑い)。

 僕のコンディションは今が一番いいです。週1回のペースでゴルフテニスをして、合間にジムにも行って、あとは全部仕事。こんな73歳、ほかにいます?

▽くろさわ・としお 1944年、神奈川県生まれ。64年、東宝映画第4期ニューフェイスに合格し、66年の初主演映画「ひき逃げ」で一躍脚光を浴びる。俳優のほか、歌手、バラエティー番組、CMでも活躍。トークショー、ディナーショー、学園祭などの出演も数多くこなしている。著書に「二流の芸能人が、何度がんになっても笑って生きている理由」(講談社)などがある。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動