ダイアモンド☆ユカイ語る 精子ゼロからの“男の妊活”秘話

公開日: 更新日:

 そこからは何というか、3日間ほど口がきけませんでした。「どうせ俺なんか」と思っては、妻に申し訳ないと落ち込んで……。しまいには、「別の人と結婚した方がいいんじゃないか」と思って、妻にそう切り出したこともありました。

 すると妻は、「ユカイさんが子供みたいな人だから大丈夫。一緒に生きていきましょう」と言うわけです。ありがたいですよね。でも、当時の自分は「おまえに何がわかる」と内心ひねくれていました。

 でも、ボーッとする日々の中、無精子症のことをネットで調べてみると、子供を授かる可能性があることがわかりました。ただし、治療費は全額自己負担だし、失敗する確率が高い。しかも男性不妊の手術は、「睾丸にメスを入れ精巣から精子を取り出す」という世にも恐ろしいものでした。でも、挑戦するしかないと思いました。実際は、局部に麻酔するときだけが恐怖で、あとは麻酔で痛みを感じることもなく、想像していたほどではありませんでした。

■「ダメでもともと」で挑んだ最後の挑戦

 大変なのは女性の方です。自分の男性不妊のために健康体の妻もつらい治療を始めました。取り出した精子を体外で受精させ子宮に戻した時点で、妊娠してお腹に赤ちゃんがいる感覚になるそうで、その分、失敗したときの精神的、肉体的なショックは男性と比べようもないほど大きい。自分たちは2度挑戦し、2度失敗に終わりました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    相撲協会の逆鱗に触れた白鵬のメディア工作…イジメ黙認と隠蔽、変わらぬ傲慢ぶりの波紋と今後

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    《2025年に日本を出ます》…團十郎&占い師「突然ですが占ってもいいですか?」で"意味深トーク"の後味の悪さ

  5. 5

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  1. 6

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言

  2. 7

    結局《何をやってもキムタク》が功を奏した? 中居正広の騒動で最後に笑いそうな木村拓哉と工藤静香

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 9

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 10

    高校サッカーV前橋育英からJ入りゼロのなぜ? 英プレミアの三笘薫が優良モデルケース