S状結腸がん<4>「米国のがん治療機関では歓迎された」

公開日: 更新日:

 米国の有名ながんセンターなどで、治療の副作用を和らげる目的で、統合療法として、「太極拳」「鍼灸」などもやっていると知ると、「本当にやっているのかと、米国を訪ねて視察し、専門医師に遠慮なく質問もしました」。

 米国の各施設では、いずれも「よく来ましたね!」と歓迎されたという。

 2006年に「5年生存率」を超え、翌年の07年、病院の担当医の先生から「一切のがん治療は終了しました」と告げられる。思わず人知れず、涙がこぼれた。 

 しかし再発、転移を考慮し、定期的な検査、検診を怠っていない。 

「現在まで、命があることに感謝、恩返しとでもいうのでしょうか、これから先、医療ボランティアを含めた社会貢献を少しでもできればと思っています」 

 岡田さんはそう言い、顔をほころばせた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド