薬が効かない花粉症を確実に抑えるなら“プラス”がコツ
たとえば、「アレジオンの10を飲んでます」という人がいますが、医療機関からの処方では、症状の重い成人は「20」が出されていることが多い。市販薬を買ってみたものの、用法によっては「効かない」と感じている人は珍しくありません。薬剤師に症状を伝え、最適な飲み方を確認されてはいかがでしょう?
花粉対策の1番は防御、2番は薬物療法、3番目は舌下免疫療法などのアレルゲン免疫療法。薬の適切な使用とともに、マスクやゴーグル、花粉防御のスプレーで花粉を体内に取り入れないようにするのも重要です。
なお、花粉症と風邪を混同している場合があります。見分けるポイントは「熱があるかないか」。花粉症は基本的には熱が出ません。日が経つにつれて節々の痛みや発熱、全体の倦怠感が増してくるようであれば風邪など上気道感染症を疑ったほうがいい。
また、つばを飲み込むと喉が痛くて耐えられない場合も、上気道感染症を疑いましょう。
(こしだ内科クリニック・越田容子院長)