食道がん宣告から3カ月 治療なしでも体力気力に衰えなし
②根治的な治療としては、手術か放射線、あるいはその組み合わせ。
③手術の場合、食道と喉を取るので、当然ながら声を失う。食道を取り、その代わりを腸にさせるため、腸を引っ張り上げる。大変大がかりな手術で、それに耐える体力が必要になる。
④手術の代わりに放射線治療を選択した場合、放射線を1日2時間、2カ月間毎日照射。抗がん剤も併用する。
そして医師は、このように続けた。
「放射線治療は喉を切らなくて済むメリットはある。しかし、粘膜炎がひどくなったり、唾液が出にくくなったり、味覚がおかしくなる副作用が出る。切らないとはいえ、かなり強い治療になる。しっかりした強い意志をもってやらないと、大変なことになる」
大変なこととは亡くなるということだ。