性欲が制御できない…「浮気性」は遺伝子が原因?
“女性の方が浮気するなんて……”と眉をひそめる人もいるだろうが、世界的には珍しいことではない。ある双子研究者はその著書のなかで、匿名の調査では西欧諸国の成人の4人に1人に浮気経験があり、その割合は女性の方が高かったと報告している。この研究者は理屈からいえば、女性がダメ男の遺伝子から逃れる道を求めるのは当然だとしている。ちなみにこの研究者は双子研究から浮気性は遺伝するとし、その遺伝率はおよそ40%。これは離婚の遺伝率と同じだとしている。
一方、AVPR1A遺伝子の特定変異RS3334を持つ男性は、離婚を何度も繰り返したり、逆に生涯独身を貫いたりするなど「結婚に向かない」割合が高いという。
さらに、この遺伝子に変異のある人は「音楽好き」に多く見られることがフィンランドのヘルシンキ大学の研究で分かっている。浮気や不倫に走りやすい遺伝子を持ち合わせている人は音楽に興味があったり、才能があったりする場合が多いというわけだ。確かに、プロのミュージシャンに恋愛に奔放な人が多いように見受けられるのは、もしかしたら、この遺伝子が働いているからかもしれない。