著者のコラム一覧
笹川伸雄

ジャーナリスト。1946年、宮城県生まれ。医、食、健康のジャンルを得意とし、著書に「妙薬探訪」(徳間文庫)など

筋トレで免疫力と代謝アップ 腫瘍マーカーなどが正常値に

公開日: 更新日:

 退院後は自力で免疫力と代謝を高め、がんを克服しようと決意した私だが、新たに始めたことは何もない。しかし現在、腫瘍マーカーをはじめ、白血球数、血糖、肝機能の数値など、どれをとっても正常値なのだ。

 医師は「ステージⅣの進行性のがんでこの(良い)数値は珍しい」と言いつつ不審げに「本当に何もやってないのですか?」と聞く。そしてこう畳みかけてくるのだ。

「延命治療はどうしますか」

 医師にとっては、私は“ステージⅣの重篤”ながん患者なのだ。医師の提案通り手術を受けていたら食道を取られ、声帯を取られ、声を失っていたのだ。入院中、手術を受けた多くの患者の姿を見てきた。この大病院で、どれだけ多くの人ががん治療で“健康”を損ねているのかと思った。

 私の免疫回復法のひとつは筋トレだ。落ちた筋力、体重の回復に退院翌日からジム通いを復活した。体力、特に筋力の衰えを実感した私は、5年前からスポーツジムに通い、筋トレを続けてきた。週に4、5日、1時間半ほどの筋トレで、入院で落ちた体重、基礎代謝量、筋力がようやく以前に近づいてきた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    自信なくされたら困るから? 巨人・田中将大がカブス戦登板「緊急回避」の裏側

  2. 2

    ニデック永守重信会長の堪忍袋の緒が切れる? 「売上高4兆円」達成に不可欠な牧野フライスの買収が難航中

  3. 3

    巨人・田中将大の早期二軍落ちに現実味…DeNA二軍の「マー君攻略法」にさえなす術なし

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    茨城県知事の異常な県政を朝日も毎日も報じない不思議…職員13人が自殺?重大事件じゃないか!

  1. 6

    立憲民主党の凋落は自民党以上に深刻…参院選改選組が国民民主党に露骨なスリ寄り

  2. 7

    小芝風花&松坂桃李は勝ち組、清野菜名は貧乏クジ…今期ドラマ「トップコート」所属俳優の泣き笑い

  3. 8

    阿部寛「滑舌問題」はクリアできそうだが…新日曜劇場『キャスター』で国民的俳優が試される“唯一の心配事”

  4. 9

    浜田雅功の休養の裏で着々と進む松本人志との"今夏ダウンダウン完全復帰計画"…プラットフォームに本腰

  5. 10

    誰トク?広がる地方私大の公立化…見送られた千葉科学大は「加計学園」が運営撤退も大学存続