足の病気の専門医が解説 「正しい靴選び」3つのポイント
治療では、オーダーメードで靴の中敷きを作製してもらうことで痛みが改善する場合もある。外反母趾、靱帯損傷、変形性足関節症、変形性膝関節症、後脛骨筋腱機能不全などの診断がつけば保険適用で作製できる。
また、糖尿病足やリウマチなどで足の骨の変形が強い場合には、義肢装具士に発注して治療靴を作製する方法もある。
「あきらかな原因がなくて、歩行時の痛みが1カ月以上も続くようなら専門医に診てもらった方がいいでしょう」
足は健康の土台。適切な靴を履くことは、足の病気の予防にも治療にもなるという。
▽1979年慶応大学医学部卒。稲田登戸病院、至誠会第二病院、慶応大学整形外科講師、東京女子医大膠原病・痛風・リウマチセンター講師を経て、12年開業。〈所属学会〉日本整形外科学会、日本靴医学会理事長、日本足の外科学会理事など。