足の病気の専門医が解説 「正しい靴選び」3つのポイント

公開日: 更新日:

●靴ヒモ(もしくはマジックテープ)をしっかり締め、足の甲の部分で動かないように留められるもの。足と靴が密着して一体化していれば、靴は軽く感じる。ゆるいと靴が重りになり、障害の原因になる。

●履いた靴先にゆとりがあり、足指がグーパーできるもの。購入する際には必ず試し履きをして、実際に歩いて確認することが大切という。

 これらの条件が悪いと足の痛みの原因になる。靴が関係する主な足の病気には、母趾が靴で圧迫されて変形する「外反母趾」、足の横アーチが低くなって指の付け根が痛い「開張足」、足の内側の縦アーチが低くなってくるぶしが痛い「扁平足」などがある。

「足はアーチ構造になっていて、母趾とかかとを結ぶ内側縦アーチ、小趾とかかとを結ぶ外側縦アーチ、母趾から小趾を結ぶ横アーチがあります。この立体的な3つのアーチによって地面からの衝撃を吸収・分散して全身の重みを支えています。アーチは加齢でも崩れますが、靴が合っていないとさらに助長して、歩行時の痛みや骨の変形につながるのです」


 足の痛みだけでなく、靴が合っていないとスポーツ障害などのケガも起こりやすくなるという。しかし、足の痛みの原因が何なのか、靴の影響を診断するのは足の病気の専門医でないとなかなか難しい。専門医を探すなら「日本足の外科学会」などのホームページに掲載されている名簿を参考にするといいという。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    相撲協会の逆鱗に触れた白鵬のメディア工作…イジメ黙認と隠蔽、変わらぬ傲慢ぶりの波紋と今後

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    《2025年に日本を出ます》…團十郎&占い師「突然ですが占ってもいいですか?」で"意味深トーク"の後味の悪さ

  5. 5

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  1. 6

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言

  2. 7

    結局《何をやってもキムタク》が功を奏した? 中居正広の騒動で最後に笑いそうな木村拓哉と工藤静香

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 9

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 10

    高校サッカーV前橋育英からJ入りゼロのなぜ? 英プレミアの三笘薫が優良モデルケース