著者のコラム一覧
笹川伸雄

ジャーナリスト。1946年、宮城県生まれ。医、食、健康のジャンルを得意とし、著書に「妙薬探訪」(徳間文庫)など

今度は左頚部に腫れ…それでもがん治療を受けない理由

公開日: 更新日:

 しかし、がん宣告から5カ月経ち、頚部の腫れ以外、“がん”の症状は見えない。私は自分の選択が間違ってはいなかったと確信している。

 以前、ほかの医療機関からさじを投げられた末期がんの患者を受け入れ、独自の治療を行っている医師を何人か取材したことがあった。その中のひとりは、“病気のデパート”と自らの体を呼ぶほど、高血圧糖尿病などで、かつて病んでいた。その医師は言った。

「私は医者だから知識は豊富。その通りやるほど症状は重くなった。そこで医学の常識にとらわれない独自の“水”療法で私の病を克服した」

 そして、こう続けた。

「人間の体を知ることは、月や火星に行くよりも何万倍も難しい」

 がん治療は、がん細胞を退治することが目的ではない。これから先の、生きていく時間のクオリティーを落とさないようにすることにある。私はそう思っている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松本人志は「女性トラブル」で中居正広の相談に乗るも…電撃引退にショック隠しきれず復帰に悪影響

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    べた褒めしたベッツが知らない、佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れの過去!

  4. 4

    フジテレビ労組80人から500人に爆増で労働環境改善なるか? 井上清華アナは23年10月に体調不良で7日連続欠席の激務

  5. 5

    ついに不動産バブル終焉か…「住宅ローン」金利上昇で中古マンションの価格下落が始まる

  1. 6

    露木茂アナウンス部長は言い放った「ブスは採りません」…美人ばかり集めたフジテレビの盛者必衰

  2. 7

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も

  3. 8

    和田アキ子戦々恐々…カンニング竹山が「ご意見番」下剋上

  4. 9

    紀香&愛之助に生島ヒロシが助言 夫婦円満の秘訣は下半身

  5. 10

    フジテレビにジャニーズの呪縛…フジ・メディアHD金光修社長の元妻は旧ジャニーズ取締役というズブズブの関係