胆のう手術後も精神的に苦しみ…武田双雲さんが学んだこと
病後は、食生活が変わりました。油もちゃんと取ろうと思ってオーガニックにハマったんです。それがきっかけで、オーガニックカフェや味噌汁専門店を立ち上げましたし、カリフォルニアにあるオーガニックが当たり前の街を知りました。今、真剣に移住を考えています。
さらに、「本当の健康とは何か」を研究するのが趣味になりました。「自律神経が整うとはどういうことか」から「食事」「習慣」「思考」まで興味は尽きません。完全に運動不足だったボクが専門家に歩き方を教わって、1日2時間ぐらい歩くようになったのも病気のおかげです。いろんなことが変わりました。今の願いは世界中を健康にすることです(笑い)。
(聞き手・松永詠美子)
▽武田双雲(たけだ・そううん) 1975年、熊本県生まれ。書家の母に師事し、3歳から書道を始める。大学卒業後、サラリーマンを経て書道家として独立。音楽家や彫刻家とのコラボレーションなど、独自の創作活動で注目を集める。書道を通して世界的に活躍する一方で、著書も多数。近年はオーガニックカフェ「CHIKYU」や味噌汁専門店「MISOJYU」をプロデュースするなど幅広い才能を発揮している。