和田アキ子も顔に変化…まぶたが下がる「眼瞼下垂」とは?
■ハードコンタクト装用者には高リスク
そのほとんどは加齢や無害な先天性によるもの。和田アキ子さんは、眼瞼下垂の手術をするまではひどい頭痛に悩まされていたと話していたが、よくある症状なのだろうか。
「まぶたが下がると、まぶたを額の筋(前頭筋)で上げようとするため、頭痛や強い眼精疲労や肩こりを訴える患者さんは多い。そうなってくると治療が必要となります」
治療は挙筋短縮術や前頭筋つり上げ術などの手術。「まぶたを引き上げる筋力が残っているか?」などさまざまなことを考慮した上で、医師は術式を選択する。和田アキ子さんのように、「顔が変わった」と言われることもある。
この眼瞼下垂、コンタクトのハードレンズを使っている人は、若くてもなる場合がある。無理な装用が問題なので、ハードレンズをやめれば、徐々に元のまぶたに戻るそうだ。
眼瞼下垂の手術は眼科のほかに、形成外科や美容外科でも受けられる。クリニックによっては自由診療となるので確認を。ちなみに典型的日本人顔である日刊ゲンダイ記者は、眼瞼下垂の取材で「手術したら美人になれる」と医師に勧められたことがあるが、美容目的の手術は保険適用外だ。