体温計の“ピピピ”が分からず…ヘッドホン難聴を疑うときは

公開日: 更新日:

 4000ヘルツがどんな音かというと、日常生活では体温計のブザーのような高くて小さな電子音が典型でしょう。周りの会話は聞こえているのに、体温計の計測終了の合図が分からない。そんなことがあれば、ヘッドホン難聴がひたひたと進行している証拠。なおかつ、健康診断で高音に異常が見られたら、要注意です。

 放置していると、会話の中心の1000ヘルツまで聴力が低下。それで「あれ、おかしいな」と思っても、そこまで症状が進むと、治りません。そこが、ヘッドホン難聴の怖さです。

 加齢による老人性難聴も、聴力の低下は8000ヘルツから。一般に突然の聴力低下や、耳鳴り、めまいなどがないと、耳鼻科でもより精密な検査を行うことはまずありません。しかし、1000ヘルツと4000ヘルツの聞こえる音の強さに20~30デシベルの開きがあるときは、念のため精密検査を受けるのが無難です。

(梅田悦生・赤坂山王クリニック院長)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    僕がプロ野球歴代3位「年間147打点」を叩き出した舞台裏…満塁打率6割、走者なしだと.225

  2. 2

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  3. 3

    “玉の輿”大江麻理子アナに嫉妬の嵐「バラエティーに専念を」

  4. 4

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  5. 5

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  1. 6

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 7

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 8

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  4. 9

    大江麻理子アナはテレ東辞めても経済的にはへっちゃら?「夫婦で資産100億円」の超セレブ生活

  5. 10

    裏金のキーマンに「出てくるな」と旧安倍派幹部が“脅し鬼電”…参考人招致ドタキャンに自民内部からも異論噴出