【胃】食後に不具合 ダンピング症候群には早期と後期がある

公開日: 更新日:

食事は5~6回に小分けにする

 ダンピング症候群を抑える食べ方としては、小腸に急に大量の食べ物を送らないように、「消化の良いものをよく噛んで、ゆっくり時間をかけて食べる」。食べ物が過剰な水分と一緒に、腸へ急速に入らないように、「食事中の水分摂取はできるだけ控え、水分は食事と異なった時間に摂取する」。

 そして、そもそも一度に食べられる量が少なくなるので、1日に5~6回に小分けにした食事が勧められている。その際には食後の高血糖を防ぐために、「1回の食事で炭水化物(ご飯、パン、麺類などの主食)を食べ過ぎない」ように注意する。

「1日の食事の基本となる3食は、高タンパク・低炭水化物を心掛けるようにします。脂肪は可能ならばやや多めにすると、血糖を上げずに十分なカロリーを摂取することができます。ただ、取り過ぎると脂肪性下痢を起こしたりするので、注意が必要です。また胃からの排泄をゆっくりするために食物繊維が有効です。後期ダンピング症状対策としては、食後2時間をめどに軽く糖分や炭水化物を補給するといいでしょう。高血糖を防ぐのに、食後すぐ運動をすればいいかといえば、そうではありません。食後すぐ運動をすると、早期ダンピング症状が出やすくなるだけでなく、低血糖を誘発するので、注意してください。症状がひどい人は、逆に食後しばらく横になっていると、ダンピングの症状が出にくくなります」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    相撲協会の逆鱗に触れた白鵬のメディア工作…イジメ黙認と隠蔽、変わらぬ傲慢ぶりの波紋と今後

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    《2025年に日本を出ます》…團十郎&占い師「突然ですが占ってもいいですか?」で"意味深トーク"の後味の悪さ

  5. 5

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  1. 6

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言

  2. 7

    結局《何をやってもキムタク》が功を奏した? 中居正広の騒動で最後に笑いそうな木村拓哉と工藤静香

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 9

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 10

    高校サッカーV前橋育英からJ入りゼロのなぜ? 英プレミアの三笘薫が優良モデルケース