日本海を眺めながら死も考えた…早川史哉さん白血病を語る

公開日: 更新日:

■凍結されていたプロ契約の解除で火がついた

 走れるようになってからも、プロのレベルでやるには体を追い込む必要があります。「今は体をいたわるのを優先し、まだ突き詰めなくてもいいかな」と考えてしまう。そんな甘えを振り切るのにも時間がかかりましたね。

 18年11月、凍結されていたプロ契約を解除してもらったことがきっかけで心に火がつきました。そこからの道のりも簡単ではありませんでしたが、19年8月に公式戦のベンチに入ることができ、10月にはスタメン出場。最終的に、昨季は8試合に出場することができました。

 今振り返ると、早いペースで戻ってこられたと思います。白血病と一口に言っても、治療も経過も人それぞれ。同じ病気の方には、自分のペースで目標に向かってほしいと思います。

 病気になって本当に多くの方に支えられ、励まされました。ありがたさと同時にコミュニケーションの大切さにも気付き、周りの人の思いを深く考えるようにもなりました。人として成長し、視野が広がったなと思っています。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動