前立腺<下>肥満が男性尿トラブルを助長…対策は4つある

公開日: 更新日:

「NOの放出が多ければ、前立腺や膀胱を弛緩させて血流量が増えるので、頻尿などの下部尿路症状がやわらぎます。それに陰茎海綿体の中でNOが出なくなると、陰茎への血流が悪くなるのでEDにもなります。テストステロンは全身のしなやかさ、若々しさを保つアンチエイジングのホルモンといえるのです」

 さらに精神的ストレスはテストステロンの分泌を低下させるだけでなく、「抗利尿ホルモン」の分泌も低下させる。脳から分泌される抗利尿ホルモンは、腎臓に作用し夜間の尿量を減少させる働きがある。この分泌が悪くなると夜間多尿になり、夜間の排尿回数が増えてしまうのだ。

■どれか一つではダメ

 これらのリンクした悪循環を断ち切り、前立腺肥大の下部尿路症状を予防したり、改善させるには、次の4つの対策が大切になる。どれか一つというわけではなく、どれも心がけて実践した方がいいという。

①前立腺の炎症を抑えるために、「抗炎症作用・抗酸化作用のあるサプリ」を摂取する。テストステロンの分泌を上げるには、②「メタボの治療・コントロール」③「運動習慣」④「精神的ストレスの解消」が有効となる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動