鼻<下>誰でも実践できる鼻通りを良くする6つのセルフケア
瞑想する際は鼻呼吸が基本であることから分かるように、鼻呼吸は精神面にも非常によい影響がある。鼻呼吸を行うことで自律神経に作用し、ストレスが解消され、心を健やかに前向きに維持できるのだ。
しかし、鼻づまりなどの鼻症状があって、長年、口呼吸に慣れてきた人は、突然、鼻呼吸に切り替えるといっても難しい場合もある。まずは鼻づまりの原因となる疾患がないか検査してもらう。特に重篤な疾患がなければ、大久保教授が勧める「鼻の通りをよくするセルフケア」を実践しながら、日常的に「鼻呼吸をすること」を強く意識して切り替えていこう。
「セルフケアには『即効性が期待できるケア』と『長期的に持続すべきケア』の2種類があります。このケアを同時並行で行うことで、初めて症状の改善につながります。『即効性が期待できるケア』の効果には個人差があるので、自分に最もよく効くものを選んで続けてみてください」
■鼻うがい(鼻洗浄)
ぬるま湯250ミリリットルに対し2グラム強の塩を入れて生理食塩水を作り、市販の鼻うがい用の容器に入れる。洗面台に前かがみになり、生理食塩水の入った容器の先(管)を片方の鼻穴に当ててプッシュし、「アー」と声を出しながら注ぐ。すると、生理食塩水が鼻咽腔を通り、反対側の鼻穴と口から出てくる。もう片方の鼻穴から、同じように洗う。あとは軽く鼻をかんで終わり。洗いすぎてもよくないので、多くても1日数回にする。