■換気が不可欠
息切れ、咳、発熱などの症状が表れ、こうした症状が半年以上も続くと「慢性過敏性肺炎」の病名が付く。夏風邪なら10日間もすれば自然と治る。しかし、それ以上に微熱や咳が続くようなら、過敏性肺炎を疑った方がいい。とくに特定の部屋や家にいるときだけ症状が出るという人は要注意だ。
夏のカビ対策として、柳原教授は「とにかくカビが増えるような環境をつくらないことです。極端に言えば、水分がない状態にしておく。部屋ではカビを吸わないように換気をよくすることも忘れない」という。
換気は新型コロナ対策にもなる。この時季はとくに注意しよう。