著者のコラム一覧
小林ひろみメノポーズカウンセラー

メノポーズカウンセラー。NPO法人更年期と加齢のヘルスケア会員。潤滑ゼリーの輸入販売会社経営の傍ら、更年期に多い性交痛などの相談に乗る。

大量出血と貧血がつらい「子宮筋腫」…閉経前の治療法は?

公開日: 更新日:

 月経時の大量出血とそれによる貧血に悩む40代後半のRさん。ナプキンが1時間であふれてしまうほどの出血です。

 原因は子宮筋腫。子宮筋層にできた良性の腫瘍のため、定期的な検査で何年も様子を見ていましたが、最近になり出血量が増え、頻繁にトイレに行くようになって、仕事に集中できないと悩んでいます。Rさんの5つ上の姉も同じ問題を抱え、数年前に子宮の摘出手術を受けました。

 子宮筋腫は30~40代の女性の4~5人に1人が発症する病気。女性ホルモンのエストロゲンが関係しています。筋腫の大きさやできた場所が深刻であれば、手術などの方法が勧められますが、一般的には「様子を見ましょう」と言われることが多い。なぜなら閉経後、エストロゲンの分泌が減少すると筋腫が小さくなるため、閉経が近い年代では、数年後には症状が軽減する可能性があるからです。

 ただ、Rさんのように出血や貧血で普段の生活に影響が出る人がいるのも事実。その場合、閉経前の治療として、薬で筋腫を小さくして今ある症状を軽くし、閉経まで待つ方法があります。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    「かなり時代錯誤な」と発言したフジ渡辺和洋アナに「どの口が!」の声 コンパニオンと職場で“ゲス不倫”の過去

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    「よしもと中堅芸人」がオンカジ書類送検で大量離脱…“一番もったいない”と関係者が嘆く芸人は?

  1. 6

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 7

    入場まで2時間待ち!大阪万博テストランを視察した地元市議が惨状訴える…協会はメディア取材認めず

  3. 8

    米国で国産米が5キロ3000円で売られているナゾ…備蓄米放出後も店頭在庫は枯渇状態なのに

  4. 9

    うつ病で参議員を3カ月で辞職…水道橋博士さんが語るノンビリ銭湯生活と政治への関心

  5. 10

    巨人本拠地3連敗の裏に「頭脳流出」…投手陣が不安視していた開幕前からの懸念が現実に