下肢静脈<下>足のポンプ機能は手軽な5つの体操で鍛えられる
②3秒数えながらゆっくりと上げていき、つま先立ちになる。次に3秒かけてゆっくりとかかとを下ろしていき、元のかかとを少し浮かせた姿勢に戻る。この上下運動の最中は、常にかかとを少し浮かせた状態が基本姿勢になる。(無理のない範囲で20回行う)
■股関節ストレッチ
①できるだけ広く足を開いて、足先は、やや外向きにして立つ。背筋を伸ばして、目線は正面を向く。両手は腰に置く。
②背筋を伸ばした姿勢をキープしながら、腰をゆっくり真下に下ろす。膝の高さまでを目標とし、できる限り腰を下ろしたら、ゆっくり腰を上げて元の姿勢に戻る。(無理のない範囲で10回行う)
「この体操は、太もも付近に進行する下肢静脈瘤を防ぐ効果が期待できます。効果を高めるポイントは、腰を下ろすときに猫背にならないことと、膝を前に出さないようにすることです」
■蹴り上げ体操
①椅子を用意する。椅子の後ろに立ち、背もたれに手を添え、背筋を伸ばす。足は肩幅程度に開く。その姿勢をキープしながら3秒ほどかけて、ゆっくりと片足の太ももを上げる。膝が直角になるくらいを目指す。