下肢静脈<下>足のポンプ機能は手軽な5つの体操で鍛えられる

公開日: 更新日:

 足(=下肢)の表面近くを走る「表在静脈」が拡張し、モコモコと蛇行して浮き上がってくる病気「下肢静脈瘤」。足に「重い、疲れやすい」「かゆみ」「痛み」「こむら返り」「むくみ」などの症状が表れる。

 原因は、下肢の静脈に備わっている血流の逆流を防ぐ「弁」の働きが壊れてしまうこと。下肢静脈を流れる血液は、重力に逆らって心臓に向かって進まなければいけない。

 その血流をスムーズにさせる重要な働きをしているのが「ふくらはぎの筋肉」だ。

 ふくらはぎの筋肉の内部には静脈が張り巡らされている。その筋肉を動かすこと(収縮・弛緩)で静脈が圧迫され、内部の血液が絞り出されるように上に向かって流れる「筋ポンプ」の機能を果たしている。ふくらはぎが「第2の心臓」と呼ばれるのはそのためだ。

 ところが直立不動の立ち仕事など、日常的に足を動かさない生活を続けていると、筋ポンプが働かず静脈の弁に負担がかかり壊れてしまうのだ。

 デスクワークでも、足を動かさない長時間の同一姿勢を日常的に続けていればリスクが高まる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    演技とイケオジぶりで再ブレーク草彅剛と「10億円マンション売却説」中居正広氏との“絆”

  2. 2

    泉ピン子が終活をやめたワケ「渡る世間は(水原)一平ばかり!」スペシャルインタビュー

  3. 3

    阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された

  4. 4

    キムタク一家の妹Kōki,は映画主演の裏で…フルート奏者の姉Cocomiの話題作りと現在

  5. 5

    かんぽ生命×第一生命HD 人生設計に大切な保険を扱う大手2社を比較

  1. 6

    米田哲也が万引きで逮捕!殿堂入りレジェンド350勝投手の悲しい近況…《苦しい生活を送っていたのは確か》

  2. 7

    イスラエルにあなたの年金が流れていく…厚労省「ジェノサイド加担投資」引き揚げ“断固拒否”の不可解

  3. 8

    坂本花織の世界選手権66年ぶり4連覇に立ちはだかる…国際スケート連盟の「反トランプ感情」

  4. 9

    カーリング日本女子が到底真似できない中国の「トンデモ強化策」…世界選手権では明暗クッキリ

  5. 10

    公表された重点施策で露呈…JR東海の株価低迷と時代遅れの収益構造