髪<下>脱シャンプーのススメ 常温以下の「水洗髪」が理想的
■それでもシャンプーを使うなら…
脱シャンプーを達成できても、切り替えたばかりの頃はシャンプーを使いたくなる日もあるだろう。その場合、シャンプーではなく、「純せっけん」を使った方がいいという。
「純せっけんはオリーブ油やヤシ油、パーム油などの植物性の油や、牛脂などの動物の脂をベースに、苛性ソーダなどを加えることで界面活性作用を持たせたものです。自然界にある原料から作られている点が、合成洗剤のシャンプーと決定的に異なります」
まず、ぬるま湯で髪の汚れをあらかた落としてから、ごく少量の純せっけんをたっぷり泡立たせてから、髪をやさしく洗う。
リンスはドラッグストアなどで購入できる「クエン酸」を使って作る。洗面器いっぱいのぬるま湯に、小さじ2分の1のクエン酸を入れて、よくかき混ぜるだけ。純せっけんはアルカリ性だが、弱酸性のクエン酸を使うことで瞬時に中和できる。時間をおく必要はなく、髪が滑らかになったら十分に洗い流そう。