コロナ感染リスク増!「花粉症」を放置してはいけない理由
コロナ対策では、換気が必須だ。特に飲食店では、窓を開けっぱなしにして風通しをよくしている。一方、花粉症では、換気は敵。花粉にさらされ、よりくしゃみなどの症状がひどくなる。飲食店ではマスクを外さざるを得ず、くしゃみ連発という事態も考えられる。「コロナに感染する」と「コロナを感染させる」双方のリスクを低くするためには、花粉症の適切な治療しかない。
■適切な薬を適切に使う
「花粉症の薬の中には、効果が最大に出るまで1~2週間かかるものもあります。すでに花粉症だと分かっている人は、今日から薬を飲み始めるべき。それでも決して早い対策とは言えません」
花粉症の人の中には、薬で症状が抑えられないという人も少なくないだろう。それは適切な薬を使えていないからだ。
「花粉症の薬は、それぞれ得意とする症状が違います。くしゃみや鼻水がつらい人には第2世代抗ヒスタミン薬が効きます。鼻詰まりには、抗ロイコトリエン薬が必要で、抗ヒスタミン薬だけでは効きませんし、市販薬では抗ロイコトリエン薬がそもそもありません」